Client: Museum of Contemporary Art Tokyo Artist: Shahana Rajani Curatorial Staff: Mio Harada, Kyongfa Che (Museum of Contemporary Art Tokyo) Installer: HIGURE 17-15 cas Graphic Design: Mio Kawakubo

Shahana Rajani_Four Acts of Recovery

Client: Research Institute for Humanity and Nature  Exhibition Design: SUNAKI (Taichi Sunayama, Haru Teraoka) Graphic Design: Mio Kawakubo

Hello from Mobile RIHN

Client: 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa Curation: Yishu Hang Graphic Design: Mio Kawakubo

drifting in the city_sign

Client: 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa Curation: Yishu Hang Print: KATO BUNMEISHA Co., Ltd. / atelier gray Graphic Design: Mio Kawakubo

金沢21世紀美術館で開催されたコレクション展のポスター。展覧会タイトルが「都市漂流（Drifting in the city）」で、世界の様々な都市に生きる人々を表したコレクション作品の展示のため、都市を漂流する象徴として「レシート」をモチーフとして制作した。作家名や開催情報といった文字情報部分を中央配置にし、展覧会名を歪んだロゴタイプにして、文字情報の中を流れるように配置した。ポスターはB2判型の短辺を短くすることでより細長くし、用紙は感熱紙を連想させるごく薄いマット塗工紙のユーライトを使用することでレシートの質感を再現した。アスファルトの上やポケットの中を漂流するレシートのように、風に吹かれればなびいて容易にシワがつくポスターは、都市化する世界の中で息づく物語を実直に伝えることを目指した。

drifting in the city_poster

Client: SUNAKI Graphic Design: Mio Kawakubo

建築ユニットSUNAKIのロゴタイプ。ユニット名のSUNAKI（砂木）は、メンバーの漢字表記の名前の頭文字を一文字づつ取り名付けられており、日本語文字コードで見られる全角1字分に複数文字を配置した「組文字」の規則を流用し、それぞれの名字の頭文字である「砂」と「木」を、漢字表記、アルファベット表記それぞれを全角1文字に収めた。書体は多言語表記に対応したオープンソースフォントの「Noto Sans」を使用することで、共通言語的に最もニュートラルなゴシック体に、日本語コード独自の「組文字」が持つドメスティックな要素を組み込んだ。お互いの頭文字を付けるという規則的な活動体名に、結果的に現れた文字の並びや文字の数に対して同様に規則的な組文字にすることで、ロゴタイプの発想そのものに「砂木」的な概念を見立てた。

sunaki_logo

Produce: SUNAKI Management: monoya, Muku Kobayashi Space Design: SUNAKI+OYY Graphic Design: Mio Kawakubo

東京・神楽坂にオープンしたギャラリーショップのVI。shouroomは建築ユニット砂木のプロデュースのもと、古物とオリジナルプロダクトを手掛けるものやと、アーティストの小林椋によるプロダクト作品などを販売する。空間は砂木とOYYによる設計で、空間に特徴的なLGSの柱をイメージし、ロゴタイプは長体を多用した細長い縦組みにした。また、店名が「show」と「小（shou）」を掛けたネーミングになっており、英語表記に対して日本語のルビを振り、日英を隣り合わせで配置した。空間自体はSUNAKIのオフィスを間借りする形で展開されているため、住所とSUNAKIのロゴを繋げて表記することで両者の関係性を表した。書体もそのままSUNAKIのロゴタイプを流用することで、シームレスにSUNAKIとshouroomの関係性を繋がるようにした。一見するとごく普通の文字や意味の羅列だが、ギャラリーショップ空間と同様に、少しの違和感から生まれた創造性を感じさせられるようなロゴタイプを目指した。